【「変態人妻解放区」発売記念】作品解説(2)
【5/16】大林森先生の待望の新刊、
「変態人妻解放区」が発売を前に
大林先生による作品解説第二弾でございます!
早速スタート!
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【「肉便器療法」】
僕は太りやすい体質で
ダイエットのため公園にランニング行くんですが
公衆便所ってエロい空間だなと思って。
排泄っていうのが、
性欲を発散させる、性の捌け口っていうのに
繋がってるように思えたんです。
あと、
公園の砂場で子供が忘れたミニカーを
グリグリ踏みにじりながら
携帯で仕事の電話してる
サラリーマンを目撃したんです。
病んでるなぁ、と……(汗)。
けど、僕も会社員経験あるんで
ちょっぴりわかるんです。
きちんとした社会人であらねば、という気持ちが
時に強迫観念のようになって
ストレスが溜まってしまうことが……。
それで、パーッとハードコアな
「肉便器」ってテーマで
「鬱憤やストレスを抱えてる人」が
スッキリできるお役に立てれば、と思いました。
主人公の人妻・純子も、
セックスに嫌悪感を持つ
潔癖症の女性。
そういう人が荒療治で
コンプレックスから解き放たれる、
というのもテーマをかぶせたつもり。
壁の落書きも描くの大変でしたが、
「不特定多数の捌け口」って
雰囲気出せてるといいなぁ、と。
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【「和服妻の母乳」】
エンクラ誌面で
旅館の女将モノ作品が多くて
僕も着物を描いてみたいな、と思って
依子さんという華道の先生にしました。
昔の友達と
久々に食事にいったんですが
僕らくらいの年齢になっても
みんな母親に愛着があるんですよ。
みんな社会の中で疲れてるから
年上の女性に甘えたいという気持ちが
あるんですね。僕もすごくよくわかります。
それをヒントに
母性的で余裕のある年上の女性、というのを
キーワードにして、
僕のM嗜好も織り交ぜつつ、
前立腺責めや
母乳パイズリなんかを描いた作品です。
授乳手コキにもチャレンジしました。
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【「立ったまま犯して…!」】
「変態人妻解放区」の2作目。
この頃まだ「母性」よりも
「浮気」の背徳感が
人妻作品のキーワードになっていました。
「余裕を持って浮気する」
ビッチな奥さんよりも、
「本当は貞淑でいたいんだけど
やむにやまれず浮気する」清楚な奥さんのほうが
個人的にはクるなぁ、と。
NTRを強調した作品ではないけど
夫から電話が掛かってきたり
ご近所さんが玄関先まできちゃったりと
スリルのあるセックスにしてみました。
裸エプロンってのが
人妻らしくっていいなと思い、
単行本のカバーガールにも選んでみました!
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聞き書き/エンジェル倶楽部編集部
(大林先生に電話でお話を聞いた上で
編集部が文章にまとめました)
次回は
「ネトラレ輪姦願望」、「ウレション病棟」、
「肉便器マンビラ点検」の解説です。
おっ楽しみに~!